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心臓移植したさやちゃんが帰国しました。公式サイトより転記いたします。 [ボランティア]

以下、公式サイトより抜粋、転記しています。

感謝をこめて

皆さまいつも私たち家族を励まして下さいましてありがとうございます。

帰国を目前に控えて、私たち家族はかつてない幸福な時間を過ごしています。
食卓を囲んで家族団欒の食事をしたり、家族連れで賑わう公園の散歩を楽しんだり。
流れゆく時間を、深く深く大切に噛みしめながら味わっているところです。

ここに至るまで、あまりにも過酷な状態が何度も何度も私たち家族に降りかかって来ました。
日本では心臓の回復を信じながらも先の見えない状況が続き、心肺停止状態、脳内出血、またある時は補助人工心臓のホースが病室のベッドに挟まっただけで循環が完全にストップして気を失って
しまったこと。また、人工心臓に付着した血栓がヒラヒラと血流で動いているのを、どうか血管に流れて行きませんように・・・とさやの手を握りながら祈り続けた事もありました。

自宅に帰ってボーッと食器を洗いながら考えている事は、いつでもさやの事でした。
明日はもしかしたら会えないのではないか、そんな恐怖に怯えながら過ごして来た2年半。

しかし、厳しい闘病生活の中でも、さやはいつも笑顔でいてくれました。
私たち両親はどんなに救われたことでしょう。

日本で余命半年を告げられ、精神的にも身体的にも、最早ギリギリの状態だったさやはここアメリカ・NYのコロンビア大学病院で新しい命をいただき、新たな人生の第一歩を歩み始めました。
ここまで命をつなぐために本当に多くの方々にお力添えをいただきました。
皆さまお一人お一人の応援の力で繋がれた大切な命です。

これからさやは仙台での高校生活を通じて生きる喜びを感じ、一方で悩み事も出てくると思います。
目の前のことを正面から受け止め、焦らずゆっくりと乗り越えて行ってくれる事を願っています。

札幌、仙台、そして東京で「さやちゃんを救う会」を立ち上げて下さった代表をはじめ多くの皆さま。
学校、医療関係者の皆さま、アメリカで公私共に支えて下さった皆さま。
お世話になった全国の皆さまに心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

そして、今この時も全国で闘病生活を送られている皆さまが一日も早く元気になられますように。
また、さやよりも長い間心臓病と闘って来られて、コロンビア大学病院に渡航する為に現在、募金活動をされている中込空くん、ドイツ・カナダで長い間心臓移植手術の待機をされている田中美紗都ちゃん、古家菜沙ちゃん。手術が大成功を収められますように。
心よりお祈りいたします。

最後に、日本の移植医療の進展、再生医療の進歩に願いを込めて・・・

                                       
                                寺町 貴史・直美



ニュースでの、さやちゃんは、コメントで、言葉を詰まらせていました。

元気だったころの自分を思い出しましたと。

どれだけ、いろいろな思いが胸中の中をめぐったことでしょう。

そして、まだまだ彼女は、移植を受けた体で、いろいろな困難や、
悩みを乗り越えていかなければなりません。


たくさんの方が、ご理解してくださり、
励ましや、応援をしてくださいました。

これをきっかけに、病気で、苦しんでいる人たちに、
少しでも目を向けていただけるとうれしいです。

全国には、難病と戦う、大人も、子供も、たくさんいます。

そして、難病連という組織と、
いろいろな病気の会があることを知っていただけたらと思います。

いつどこで、ある日突然、もし、わからない病気になってしまったら、
病名がわかっても治療がわからない病気になってしまったら、
どんなに不安になることでしょう。

ですが、支援している団体があるのです。

きっと、自分ひとりではないと思えることでしょう。



皆様が、健やかで、穏やかに暮らせることを願っています。

そして、今まで、見ず知らずの少女を応援支援してくださったことに、

再び、深く感謝申し上げます。

皆様、ありがとうございました。

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